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インホルゲンタ2005 2/25-28 ドイツ Munich

インホルゲンタ 買い付けリポート 2005.2月25日‐28日



まだ見ぬ、ドイツ時計を探しに勢いだけでやってきたドイツ第三の都市ミュンヘン、インホルゲンタは
業者向けの国際見本市です。ひたすら自分の目を信じ、アポイントを取らずに会場内を歩き回り、
日本の皆様にご紹介できるような、リーズナブルでチャーミングな時計を探しに行って来ました。

c-watch company 店長

日の出午前7時、日没午後6時、気温北海道並み

何も知らず・・・ 調べもせず、

雪の積もった2月のミュンヘンへ、新しいドイツ時計を求め旅立ちました。

   
1- ドイツの2月

10月に開催される”オクトーバーフィエスト”会場もこの時期は雪で埋まり・・・クロスカントリーの練習会場になっています。ここまで寒いとは予想しませんでした。
 2- 会場へ

インホルゲンタ会場には地下鉄駅が隣接しており、ミュンヘン中央駅より約25分ほどでの通勤となります。旅人にとっては地下鉄の路線経路が簡単ではないので、一苦労。更に、インホルゲンタ自体が一般向けではない為、探し出すのに一苦労です。


   
 3-会場内

巨大な体育館のようなエントランス内にはヨーロッパの風建物のタペストリーがセッティングされていました。招待客は業界関係者に限定されていますので、厳しいチェックを受付で受けIDカードを取得します。
 4-国際見本市です!

会場正面入り口には国際見本市にふさわしい雰囲気造りがされていました。
掲揚された国旗に降りしきる雪が絡みつきます。


   
 5-会場内部

出展者ごとにブースが組まれ、区分けされた会場にはヨーロッパ各地各地からバイヤーが駆けつけます。見渡す限り東洋人の姿は見えません。ブースのサイズはメーカーによってさまざま、JUNGHANSが巨大ブースを構えておりました。
 6-名門JUNGHANS・ユンハンス

地元ドイツだけのことはあり、名門ユンハンスはセンターストリートに巨大なブースを構えておりました。注目は3年ぶりに復活した機械式フライトウォッチの数々、なかなか良いデザインで名門復活の雰囲気が見て取れました。電波時計も展示されておりボリュームいっぱい。



自分の目を信頼し、まだ出会わぬドイツ時計を探して会場内を歩き回ります。

ヨーロッパの見本市にふさわしい、洗練された雰囲気です!


   
 7-ドイツ製ハンドペインティングクロック発見

全てドイツ製で手書きのセラミックスクロックを発見しました。質感はヨーロッパ製ならでは・・・、ちょっとしたGIFTにこんなクロックも良いな・・・

キッチンにも使えるかもしれませんね
 8-巨人発見!

写真中央の人物は、ドイツ時計業界の重鎮、Tutima社オーナー、ディータ デレカーテ氏です。デレカーテ氏にお会いするのも今回の大きな目的のひとつ、チュチマについてお話を伺いました

   
 9-それはプロフェッショナル用だから!

チュチマ社の顔、NATOに制式採用されたミリタリークロノグラフについて店長の質問に答えてくださいました。
右に写っているのはARISTO社ハンス フォルマー社長です。

■デレカーテ氏とフォルマー社長はブレスレットの共同研究をしているそうです。
 10-名門ウォッチ
Tutima・チュチマ

ドイツミリタリーウォッチの歴史に燦然と輝くチュチマコレクション、あるモデルがこのラインナップから2004年を最後に消えるとの情報を日本でキャッチ、真相をデレカーテ氏に確かめたところ・・・Yes。
会場からすぐに日本に国際電話で製品確保に成功です!
レマニア5100初登場

本国ドイツでも注目のARISTO FLEIGER XL

続々とフリーガーウォッチが誕生する中で生粋のドイツ魂を守ります。


     
 11-ARISTO社ブース

c-watch companyとの馴染みも深いアリスト社もインホルゲンタでは中央にブースを構えます。
昨年秋に発売されたFRIEGER XL に注目が集まります。

『時計Begin』 の取材では、デッドストックムーブメントAS2072搭載モデル、ASLimitedに質問が集中。ムーブの希少性ゆえ大ヒットとはなりませんでしたが。専門筋には注目を集めアリスト社からは精度においてETAムーブメントより正確であると発表されました。
 12-思わず左手の時計をはずし・・・

見本市に展示している時計を自分がしているのはちょっと恥ずかしい物。
この撮影時には、周りに人が集まっていましたが、ARISTO社のブースでの一こまです。
スペインからのバイヤーが日本での売れ行きを盛んに気にしていました。
13-良いね! レミニス

マイスタージンガー社が発表したクォーツウォッチREMINIS。ノモスっぽいルックスで、お手ごろ価格がGoodでした。オーソドックスモデルの2針タイプからクロノ、デイデイトカレンダー付きモデルまで揃って新登場、リーズナブル。
ただし、c-watch companyでは今回取り扱いはありません。

【訂正】レミニスはスイス製でした。
訂正させて頂きます。20054月


   
 14-Hallerに”時計Begin”取材が!

お見せ出来ませんが、キャリッジクロックを今年は発注する予定です。キャリッジクロック発祥の地お隣フランス製なら30万円はくだらない本格派モデルが、腕時計並みの価格でご紹介できる予定です。時計Beginも注目してます!
15-ドイツにも進出?

左のモデルDevisに搭載されているのは、日本でも良く見かける中国ETAと呼ばれる普及版メカニカルムーブメント搭載時計。
一部メーカーではその低コストの魅力に勝てず搭載が始まり、ドイツの業界内でも”中国ムーブ脅威論”が囁かれ、意見と日本の状況を質問されました。
※中国ETA ⇔スイスETA社そっくりコピーした中国製ムーブメント。


ドイツ時計界の若きエキスパート、マーチンブラウン作品
NBY・ノー バリァー イエーガー 日本 初登場 決定!
BASEL2005 前に 買い付け成功!

   
16-ドイツで注目を集める時計師、マーチンブラウンが今回,
インホルゲンタで新モデルNBYを発表。従来のEOSシリーズに加え、マーチンブラウン作品に新しい顔が増えました。

『日本で販売したいんですけど!』  『 OK!』

『 いいんかい ? !!! 』
17-コレは良い!>
新しいコンセプトで作られたパイロットウォッチNBY

真冬のドイツまでやって来た甲斐が在りました。 マーチンブラウン氏に直球勝負でアタックする価値のある魅力的な時計を発見。実力優先のドイツウォッチの買い付けに成功しました。

   
 18-ドイツ製ミリタリーウォッチ

ARISTO社からも新しいミリタリーウォッチを買い付けました。日本初登場モデルはドイツより到着次第、納得の直輸入価格で”インホルゲンタ買い付けモデル”として販売させて頂く予定です。ご期待下さい。。。
19-ドイツ取引先に確保を依頼したホテルは大正解!

国際見本市会期中のホテル状況が不透明だったので、ドイツの取引先にホテル確保を依頼したのは大正解でした。アットホームで暖かな感じの良いホテルでくつろげました。朝食がおいしかった。但し、会場までは地下鉄で30分ほど掛かりました。

 
 20-2月のドイツ、ミュンヘンは本当に寒かったです。

帰国の日、朝日が綺麗に顔を出しました。凍りついた雪を踏みしめながら、一人でミュンヘン国際空港へ。今日で4泊6日の強行買い付けが終了です。またしても、魅力的なドイツ時計に出会ってしまった・・・店長、コレクションが増えそうです。。。

INHORGENTA2005 日記 終わり
ご購読有難う御座いました。


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